涙の分泌量が減ったり、量は十分でも涙の質が低下することによって、目の表面を潤す力が低下した状態をドライアイと呼びます。
原因は、乾燥した部屋でパソコンなどモニターをみつめる作業を長時間行うなどが考えられますが、加齢による涙の分泌量や質の低下、膠原病やシェーグレン症候群など他の病気が原因となっている場合もあります。また、血圧を下げる薬や精神疾患に用いられる薬の服用により、涙の分泌量が減少することもあります
治療は、症状が軽い場合は点眼薬で緩和させることができます。改善が見られない場合、涙の出口である涙点に栓をして、涙の生理的な排出を人為的に遮断するような治療を行うこともあります。
まれにドライアイがきっかけとなって重大な眼病を招くことがあります。目の異物感や目の疲れを感じたら、眼科を受診してください。 |